イギリス靴ブランドが好きな私ですが、絶対にイギリス靴じゃなければいけないかというと、そういうわけではありません。
イギリス靴にはイギリス靴にしか出せない雰囲気があり、イタリア靴にはイタリア靴にしか出せない雰囲気があり、フランス靴にはフランス靴にしか出せない雰囲気があり、日本の靴には日本の靴にしか出せない雰囲気があります。
日本の靴の場合、ちょっと「雰囲気」で比べると違うかもしれませんが…
最近、イギリス靴とは違った、明るく華やかで、捻りの効いた靴が欲しいと思っていました。
実はサントーニの靴を紹介しているころから、イタリア靴で何か一足買い足そうと思っていたところ、ちょうど気になるものが出てきたので買ってしまいました。
それがこちら
サントーニのウイング風のパーフォレーションが入った変形のブローグシューズです。
以前、まとめてサントーニの靴を紹介したときにも紹介していたモデルです。
スタイルはなんと形容したらいいかわかりません。しいてつけるなら、パーフォレーションブラインドブローグシューズとでもいうのでしょうか。パーフォレーションがついているので、ブラインドブローグとも言えないと思うのですが…。
このように簡単に分類出来ない感じも、一般的な枠にはまっていない雰囲気でそこがツボに入りました。
お花のようなパーフォレーションがかわいらしいですね。
革はどこのタンナーかはわかりませんが、イルチアかヌオバオズバあたりが候補でしょうか。
肌理も細かく、透き通ったような光沢感もあり、ほどほどにコシも感じられる革の厚みがあります。
イタリア靴は革が良くないものだと、無駄に革が厚かったり薄すぎたりして、履いただけで変なシワがつくこともたびたびありますが、この靴に関してはそんなことはありませんでした。
購入したサイズは6.5サイズです。
甲が若干高いラストです。
いつもチャーチのラスト173で7.5F、チーニーのラスト125で7.5Fあたりを履いているので、そこから考えるとよくあるイタリア靴のサイズ感だと思います。
最近のサントーニはサイズがイギリス靴ブランドの表記と変わらないと感じるモデルもあるので、サイズ選びが少し難しくなっているような気がします。
ともかくイタリアのパティーヌの美しさと革の良さ、そしてデザインの独自性がいずれも高次元でまとまっていて買ってよかったと思います。
着合わせるのも、スーツはもちろん、これからのクールビズ期間にジャケパンスタイルに合わせるとこの靴の華やかさがより活きるような気がしています。
はやく初夏が訪れないか今か今かと心待ちにしています。
なかなか他になく、かつ上品で着回しもしやすいので、1足こちらの靴も検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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